産後の腰痛について

産後の腰痛改善に必要なものとは?

こんにちは(^^)

「話をするだけで腰痛が軽くなる♪」腰痛改善アドバイザーの森田薫です。
”腰痛のもりたさん”って呼んでください♡

前回の記事「産後の骨盤矯正は必要?」ではやるのが当たり前と思われがちな
産後の骨盤矯正って実はしなくていいんですよ。骨盤は自然と元に戻るんですよ。
ということをお伝えしました。

そして産後の腰痛の本当の原因は授乳や長時間の抱っこなどの慣れない姿勢を取り続けることで背中や腰回りの筋肉疲労が起きることや産後のホルモンの乱れや睡眠不足によるストレスだということも合わせてお伝えしました。

今日は、骨盤矯正に行かないとしたら、どうやって産後の腰痛を改善するの?
ということについてお伝えしたいと思います。


産後の腰痛の改善には3つの方向からのアプローチが必要です。

①体へのアプローチ
授乳や抱っこなど子育て中は日常とらないような姿勢を長時間続けることが多く
疲れが溜まります。
毎日の疲れを簡単なストレッチなどで解消することで疲れが溜まりにくい体になれるのです。体の使い方の簡単なポイントを知るだけでも
体への負担を減らすことができます。

②心へのアプローチ
産前産後は何かとはじめてのことばかりで、不安を感じる事も多いです。
また、ホルモンの影響により普段より落ち込みやすくなったり気持ちの浮き沈みが激しくなる時期でもあります。
不安を感じ続けているとその影響は脳へ及びよりストレスを感じやすい状態になってしまいます。また同時に痛みを感じやすくより強く痛みを感じます。
不安やストレスに適切な対処をすることによって、不安やストレスを小さくしたり無くしたりすることができるようになります。
ストレスへの対処方法を学んだり、落ち込みやすい考え方の癖を知り、修正することでもっと気持ちを楽にして生きることができるとともに、痛みの減少にもつながるのです。

③認知へのアプローチ
腰痛が起きる原因は大きく分けて3つあります。
⑴体の状態
⑵心の状態
⑶腰痛への認知(腰痛についてどう考えているか)

⑴⑵に関しては上記①②で解決することができます。
あまり知られていませんが、⑶腰痛への認知(腰痛についてどう考えているか)
も腰痛改善の大きなポイントとなります。
具体的なアプローチの方法としては
・腰痛が起きる、また改善する仕組みを知る
・腰痛と心と体の関係を知る
ことが必要です。これを知ることでどうして自分が腰痛になったのか、また改善するには何が必要なのかということが理解できるようになります。

一般的な骨盤矯正では主に①体へのアプローチがメインで行われます。
(骨盤周辺の筋肉のコリをほぐして疲れを取る)

それに加えて②心へのアプローチとしては詳しく問診をして腰痛の不安を除いたり、育児の悩みについて話を聞いたり、お客さんの心を和らげるような声がけなどをします。
「良くなってますよ」「毎日頑張ってますね」「もう大丈夫ですよ」

さらに③認知へのアプローチとして(治療院によって主張は変わりますが)
腰痛の原因と治療の効果を伝えることで「○○するから腰痛が改善する」という認知をお客さんに与えます。
「骨盤の歪みが原因です。施術で歪みを治すのでそうすれば痛みもなくなりますよ」
「○○関節が歪んでますので、ここを矯正します!」

残念なことに、この③認知へのアプローチが治療院や治療方法への依存を生み出します。

繰り返しになりますが骨盤矯正に医学的な根拠はありません。骨盤の一時的な変化は
自然と治ることが分かっています。また、骨盤は人間の手の力で矯正できるような
もろいものではありません。

骨盤矯正により腰痛が改善したと信じている人は、また腰痛になった時にも骨盤矯正を
しなければいけないと思い込んでしまうのです。そしてまた治療院へ通う事になります。

でも本当は骨盤矯正をする必要も、治療院へ通う必要もないのです。
そして自分で、自宅でセルフケアをすることで腰痛を改善できます。

具体的なセルフケアの方法やその詳細はまた次回以降で♪

それでも本当に骨盤矯正をしなくてもいいのか不安な方、疑問がある方は
お問い合わせくださいね。(ホームページ 【お問い合わせ】よりどうぞ♪)
どんな簡単な質問でもお答えいたします(^^)