こんにちは♪森田薫です。
ヘルスリテラシーとは健康に関する情報を見分け活用する力の事ですが
日常生活でどのように使われているか、いまいち分からないですよね?
(そんなことなかったら、すみません(笑))
今日は腰痛治療に関わる例を挙げてみたいと思います。
「腰痛になったら安静にしなくてはいけない」このブログの読者様でしたら
この情報がすでに古く、むしろ有害になる可能性があるものだということが分かると
思います。
「2日以上の安静は腰痛の回復を遅らせる可能性が高いので推奨されない」
というのが現在の常識です。
これは世界中で行われた様々な研究の結果として出されたものです。
欧米では腰痛患者へ安静を支持することが固く禁じられているほどだということです。
残念ながら、日本の医療者の中には未だに古い常識にとらわれたままの方が
少なからずいます。
もし、腰痛で病院に行った際「腰に悪いから、絶対安静にしているように」と指示され
指示通りに安静にしていたらどうなるでしょうか?
・動くことに対して必要以上に怯えることになる、動けなくなる
・自分の腰は動くと悪化するという認知が強くなる→「私の腰はとても悪い」という思い込みみにつながってしまう
・体力・筋力の低下により回復が遅れる
このようなデメリットが発生し、多くの場合回復を遅らせたり、腰痛への恐怖を強めることになるでしょうか?
医療者の指示を信じ、指示通りにしたことでむしろ状態を悪化させてしまうのです。
他にも似たような事例はたくさんあります。
これが「病院に行ってますます悪化する。より混乱する」状態を作るのです。
しかし「腰痛に安静は必要ない、むしろ逆だ」ということを知ってさえいれば
医療者や情報に振り回されることはなくなります。
リテラシー、情報と聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、そんなことはないんです。
まずはこのような例について一緒に考える事から始めましょう♪
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